小田急キャッチコピー編2はこちら(文章のリズム)
「お店は定休日でも、
広告は、休まない。」
こちらは小田急線のホームにある
交通広告のキャッチコピーです。
一見すると簡単な文章ですが、
実は、読み手に印象づけるための
工夫が施されています。
それはコピーの中に正反対の表現を入れることです。
今回のケースだと「定休日」と「休まない」がそれにあたります。
単に言いたいことを伝えるだけなら
「広告は、休まない」だけでも良いわけです。
でも、このような正反対の言い回しは
読み手や聞き手の感情を揺さぶります。
事件は会議室で起きているんじゃない!
現場で起きているんだ!
No.1にならなくてもいい
もともと特別なOnly 1。
と、有名なフレーズにも使われています。
みなさんのメッセージの効果を高めるためにも、
ぜひ正反対の表現を活用してみましょう。
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終盤でご紹介した2つの例は、
伝え方が9割でご紹介されています。
なお、この本では上述の手法に
「ギャップ法」という名前が付けられています。
その他にも、印象強い言葉を生み出す手段として
サプライズ法、赤裸々法、リピート法、クライマックス法などが
紹介されているので、ご興味のある方はご覧になってみてください。
伝え方が9割