コミュニケーションにおいて相手の心を開くには、ほんの一瞬の気遣いが大切です。たとえば、みなさんはYouメッセージとIメッセージという言葉をご存知でしょうか？
多くの人は、相手のことを褒めるときに「すごいね」「さすがだね」という形で、主語を相手に置きます。つまり、「あなたはすごいね。」というように、あなたを主語にするわけです。これをYouメッセージと言います。
一方のIメッセージは、「あなたが頑張ってくれたおかげで助かったよ」という形で、主語を自分に置きます。これは、「あなたが頑張ってくれたおかげで、私は助かったよ」という意味です。
人は、自分が所属する組織で認められたい欲求や、他者への貢献欲求を持っています。そのため、Iメッセージを使って自分が助かったこと、自分が嬉しく思っていることを伝えたほうが効果的です。
お礼を言うときもそうですが、指示やお願いをするときなどにも使えますので、ぜひ意識をしてみてください。
