小田急キャッチコピー編1はこちら(ギャップ法)
「お店は定休日でも、
広告は、休まない。」
(スケッチブックなどで見せる)
こちらは小田急線のホームにある
交通広告のキャッチコピーです。
一見すると簡単な文章ですが、
実は、読み手に印象づけるために
リズムが意識されています。
それは「広告は」の後ろにある読点(、)です。
よくみると「お店は定休日」という部分に読点はありません。
一方、「広告は、休まない。」の方には読点がありますね。
人はこれによって、
文章を読むときのリズムを
誘導されることになります。
「広告は」と「休まない」の間が少し切れることで、
2行目の文章が、より強調されるようになるのです。
このように文章を上手に使いこなすと
人間の無意識や心理的な部分にも影響を
与えることができます。
人ひとりにとっては、「ごくわずか」の影響しかないでしょう。
でも、このキャッチコピーを目にする人数や
ライバル企業の存在などを考えると
その「ごくわずか」の差が、
大きく影響するようになります。
今後、文章やキャッチコピーなどを作成する際には、
小さな表現ひとつひとつに注目するようにしてください。
きっと、その奥深さを実感できると思います。
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