朝礼ネタ 雑談ができない

先日、友人から「雑談が苦手なんだけど、どうしたらいい?」と相談を受けました。どちらかというと私も苦手なのですが、確かにその友人はかなりの奥手で、話すことに対して遠慮している節が見られます。

実際は遠慮というよりも、自信のなさが表れているだけです。「雑談が苦手」「話せない」という人の多くは、雑談にも完璧さを求めてしまう傾向にあります。つまり、「自分の発言が正しいか、面白いか」など、他者からの評価を気にしてしまい、そこから話すことに苦手意識を持ってしまうのです。

そこで私は2つのことをアドバイスをしました。1つ目は、「雑談で100点を取る必要はない」ということです。しかも、この手のタイプはすべての人から100点を取ろうとする傾向にあるので、大事な人を選択するのもひとつの手段であることをお話しました。

あとは、自分が話し始めるきっかけを用意してあげるだけです。そこで2つ目のアドバイスとして、「バックトラッキング」と呼ばれるオウム返しをしつつ、新たな質問を追加する手法を教えました。この手法は、「あなたの話をきちんと聞いていますよ」「その話、興味があります」という態度になるので、相手にとっては嬉しい反応になります。

ついでに、いきなり実行するのが難しい場合は、子ども相手に練習するようにもお話しました。その理由は、気兼ねなく練習ができることと、子どもにとってみても親がしっかりと話を聞いてくれるようになるので親子の会話が成立するというメリットがあるからです。

このバックトラッキングの手法は、相手の心をぐっと引き寄せるのに非常に役立つ手法なので、ぜひ、みなさんも意識して活用してみてください。

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