朝礼ネタ 大人の教育、大人の学習

大人が学習するとき、または大人に教育をするときに大切な要素が2つあります。それは、経験と問題提起です。

大人が主体的に学習するのには「興味」が必要です。そんな大人が何に対して興味を持つかというと「自分が抱える課題」です。この課題を引き出すために必要なのが、本人の経験を場に出させる問題提起です。

たとえば「心を開くコミュニケーション」について教えるとしましょう。ここで、そもそも「心を開くとは」と定義を教えてしまうのは、子どもへの教育のやり方です。単に説明をしているだけであり、興味を刺激していないため、主体的に参加してもらうことを期待することができません。

そこでまずは質問から入ります。「あなたにとって、そもそも心を開くってどんな状態ですか?」「過去にこの人なら信頼できる…っていう人はいましたか?」といった具合です。また、実際にアウトプットをした方が効果的なので、誰かと話をしてもらうと良いでしょう。

こんな風に、冒頭で経験を場に出させる問題提起をすることで自分事になり、興味を引き、主体的な教育を行うことができるのです。これは学ぶ側となり、自己啓発をする立場でも同じなので、ぜひ自問自答をしてみることをお勧めします。

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