今日は、こんなものをご用意しました。
バラバラになったジグソーパズルのピースです。
今から、これを完成させてください…と言われた場合、
みなさんは、相当苦労されると思います。
その理由は…
パズルの完成図を知らないからです。
もし、あらかじめ完成図を知っていたら
ひとつのピース見ても、おおまかな位置を割り出すことができますし、
その周辺に集まるピースの形も想像できるようになります。
でも、完成図を知らない状態では、
このピースが何のパーツなのか。
全体の中のどの辺に置かれるのか…などを
まったく想像することができません。
このように、最初に全体像を把握しているかどうかで、
作業の効率や理解度に大きな差が生まれます。
たとえば教育でも同じです。
物事を伝える際に、いきなり1から細かい手順を説明されると、
情報量が多すぎて、なかなか理解してもらえません。
でも、最初におおまかな全体像を説明しておいてあげると、
前後の繋がりや、周囲との関係性などを
イメージしながら学習を進めてもらえるので、
教育効果が大きく高まります。
今後、私たちの誰もが上司として、また、先輩として
人にモノを教える立場になります。
その際、教え方や説明の仕方が上手かどうかで、
部下や後輩の信頼度が大きく変わってくることでしょう。
今後、もし、何かを教えるような機会があれば、
「最初に全体像を示す」という考え方を実践してみてください。
参考:全脳思考
日本一のマーケッターである神田昌典さんの本です。
ジグソーパズルのたとえを使用させていただきました。