世の中には、見た目が似ているものがたくさんあります。
たとえば、「いが栗」と「ウニ」!
両方ともトゲトゲしていて形は似ています。
とはいえ、さすがに一目見れば、
栗かウニかの判別ができますよね。
でも、人の思い込みを上手に利用することで、
栗をウニだと錯覚させることが可能です。
その方法は「水族館の水槽に栗を入れる」というものです。
これは実際に水曜のダウンタウンという番組で検証されたものなのですが、
「まさか水族館に栗があるわけない」という心理を突いた形になります。
実際に多くの人が水槽に入っている栗を見て「あ!ウニだ!」とか
「あのウニ、何だか栗に似ているね」などと言っていました。
いやー、人の思い込みって本当に怖いものだと思います。
ちなみに、きちんと栗だと気づく人もいました。
実は、その多くは子どもです。
子どもは「こんなところに栗があるわけない」という
固定概念を持っていないので
目の前にある事実を正しく受け止めることができるのです。
私達大人は、さまざまな人生経験を得る中で、考える力を養っています。
ただ、それが思い込みや先入観といった色眼鏡を作り出してしまい、
事実を見る目を曇らせてしまっています。
いわゆる、レッテルというものですね。
「これは、こうあるべきだ!」とか
「この人は、こういう人間だ!」といった思い込みが
自分にとって都合の良い解釈を生み出すことがあります。
場合によっては、この思い込みが大きな問題を引き起こすことがあります。
さきほども言いましたが、人間は考える力を持っています。
思い込みに頼らず、今ある事実をしっかりと見据え、考えることができれば、
問題点や改善、アイデアなどが生まれやすくなりますし、
人間関係にも変化が生まれてきます。
ぜひ、普段から冷静に物事を考える癖を身に付けるように意識していきましょう。