五感で感情を刺激する
「人を動かすスピーチ」を実現するには「感情を揺さぶるスピーチ」をする必要があります。その感情を揺さぶるための分かりやすい方法として「五感を刺激すること」が挙げられます。人は五感を刺激されると、五感をとおしてインプットされた情報を強く実感したり、共感を示したりするものです。
視覚を刺激する方法
「視覚を刺激する」ということは、「何かを見せる」ということです。このとき見せるのは「物」だけとは限りません。
- ジェスチャーを活用する
- 実物を見せる
- 絵や写真、動画を見せる
- 実演する(デモンストレーション・パフォーマンス)
- 動きや変化を見せる
- 他の人と見つめ合う
他の人と見つめ合うと、なぜか会釈をしたり、微笑んだりする方が多いです。これを元に1つの朝礼ネタを作れそうですね。
聴覚を刺激する方法
スピーチは耳で聴くものです。でも、話を聞かせる以外にも聴覚を刺激する方法にはさまざまなものがあります。
- 抑揚をつける
- 沈黙する
- 録音された音楽や効果音を鳴らす
- 手や机などを叩いて音を出す
- 楽器などの音を出す道具を使用する
嗅覚を刺激する
香りは「記憶」と密接な結びつきがあります。たとえば、ふと嗅いだ香りから「おばあちゃんの家の匂いだ」を想起することがあります。実際に、これを利用して建物全体にアロマを設置し、香りでブランディングをしている企業も存在します。こうすることで、会社のことを印象付けることができるほか、どこかで同じ香りを感じたときに、会社やお店のことを思い出してもらえる効果があります。
- アロマなどの香りを嗅いでもらう
触覚を刺激する
スピーチのために用意した「物」を見せるだけではもったいないです。やはり実際に触ってこそ、紹介したい物への印象が深まるというものです。
- 用意したものに触れてもらう
- ボールなどを投げ合う
- 自分の身体に触れるようなワークを行う
- ペアやチームで触れ合うワークを行う
味覚を刺激する
もし、味覚を刺激したいのであれば以下のような方法が挙げられます。
- 何かを食べてもらう
- 食べ物の味を想像してもらう