これは、私の友人が務めている会社のお話です。
その会社には、お客様からの意見を電話で受け付ける
お客様サポート係があります。
大抵は苦情や文句の電話がかかってくるそうなのですが、
まれに、非常に嬉しい問い合わせがあるそうです。
それは、商品やサービスに感動してくれて
「良かったよ」と褒めてくれる問い合わせです。
ごく普通の当たり前の内容なのですが、
このような問い合わせに極上の嬉しさを感じるほど
クレームの割合が多いのでしょうね。
ちなみに、これは会社や商品が悪いから
クレームが頻発するというわけではありません。
基本的に、人は褒めることが苦手なのか、
あまり肯定的な意見を口に出そうとしません。
これは、もちろん私たちにも当てはまります。
「こちらが求めていることはできて当然」などと思っていると、
褒めることをしなかったり、
感謝の言葉を口に出さなかったりするものです。
でも、改めて考えてみると、
こちらの期待に応えてくれるというのは、
非常にありがたいことだと思います。
褒めることや、感謝の言葉を述べることは
相手の承認欲求を満たしますし、
人間関係の構築にも繋がりますので、
意識的に行っていきたいと思います。