「人は、報酬があると成果が下がる。」
「人は、報酬が高くなれば高くなるほど成果が下がる」
さて、みなさんは、このように言われて
信じることができますでしょうか。
心理学において、動機づけには2つの要因があるとされています。
1つ目はやる気やモチベーション、2つ目は報酬です。
それぞれ、動因と誘因という言い方をすることもあります。
基本的に、工場の流れ作業などのように
「やることが決まっている仕事」
「答えが一つしかない仕事」については
報酬を高くするほど成果が上がります。
でも、業務改善、企画やアイデア出し、
新しいデザインの作成などのように、
クリエイティブな仕事については、
報酬が成果に直結しないんです。
クリエイティブな仕事で、高い成果を上げるには
本人のやる気が重要になります。
そのやる気を起こさせるには、
自主性、成長、目的という3つの要素を
刺激することが大切になります。
自主性は、仕事のやり方を自分で決めたいという欲求。
成長は、大切なことについて上達したいという欲求。
目的は、自分の力で大きなことを成し遂げたいという欲求です。
この考え方は、部下や後輩の育成はもちろんですが
自己マネジメントにも役立つと思います。
ぜひ、参考になさってください。
なお、今回のスピーチはTEDにて配信されている
「やる気に関する驚きの科学」という動画の内容になります。
有益な情報がたくさんありますので、
ぜひ、一度ご覧になってみることをお勧めします。