人は、「物事を禁止されると逆にやりたくなってくる」
という心理特性を持っています。
これをカリギュラ効果と言います。
カリギュラというのは、アメリカ映画のタイトルです。
あまりに過激な内容だったため、
一部の地域で公開禁止となっていたのですが、
禁止されたがために、
非常に多くの注目を集めることになりました。
まさに、カリギュラ効果そのものです。
「誰にも言わないで」と言われたら誰かに言いたくなりますし、
鶴の恩返しにもあるように「絶対に覗かないで」と言われたら
覗きたくなるものです。
もちろん、こうした知識は
しっかりとビジネスにも応用されています。
特に分かりやすいのがキャッチコピーです。
たとえば、
「お金持ちになりたい人しか読まないでください」
「心臓の弱い人は注意してください」
「絶対ネタバレ禁止」が上げられます。
また、買わないと閲覧できない雑誌の袋とじなども
カリギュラ効果が期待できる例と言えるでしょ。
では、私たちの仕事において、
このカリギュラ効果を利用するとしたら
一体、どんなことができるでしょうか。
特に、広報や営業にはどんどん活用していけると思うので、
アプローチのひとつとして選択肢に入れておきましょう。