今から2つの文章を読み上げます。
みなさんはどちらの文章が好きですか?
キリンさんが好きですが、ゾウさんのほうがもっと好きです。
キリンさんが好きです。でも、ゾウさんのほうがもっと好きです
私個人としては…
後者の方が好きですね。
みなさんの多くも、そう感じたのではないでしょうか。
ポイントは「ひとつの文の中に、ひとつの意味だけを込める」という点です。
これを一文一意と言います。
一文一意を心がけると、文章が分かりやすくなります。
一文一意を心がけると、文章がテンポよく読めるようになります。
一文一意を心がけると、文章に感情を込めて話せるようになります。
一文一意を心がけると、文章が印象強いものになります。
スピーチや文章を書くのが苦手な人は、
ついつい、一文に複数の意味を持たせてしまいます。
その結果、文章が間延びして
ひとつひとつのメッセージが弱くなってしまうのです。
単純に言えば「一文は短くしよう!」ということですね。
これは小学生向けの作文の書き方から、
大人向けの文章教室でも言われているくらい、
基本中の基本になります。
さきほどのキリンさんとゾウさんの例を見れば
一目瞭然ではないでしょうか。
日頃から朝のスピーチや報告書、メールなど、
あらゆる形で文章に携わることになると思います。
ぜひ、今日から一文一意を意識してみてください。
そして、分かりやすく、読みやすく、
印象強い文章を生み出していきましょう。