みなさんは、表現力に自信はありますか?仮に、まったく同じ内容、まったく同じ文章であっても、表現力がある人のお話と、そうでない人のお話には、心への響き方に大きな差があります。
一口に「表現力」といっても、その要素はさまざまですが、代表的なものに「抑揚」が挙げられます。仮に感情表現が苦手であっても、この抑揚がしっかりと付いていればメリハリのあるメッセージとなります。
抑揚のポイントは「間を持たせること」と、「強弱をつけること」の2つです。たとえば、「企画」「営業」「流通」「販売」などのように、いくつかの単語を列挙するなら、1つ1つの単語の間(あいだ)に間(ま)を持たせることが大切です。
また、その中でも特に重要な点があれば、しっかりとしたタメや強弱をつけるようにしましょう。みなさんの中には、「抑揚を付けて話のは恥ずかしい」とおっしゃる方がいらっしゃいます。
でも、それは成果を落としてしまう選択肢にほかなりません。表現は演出である、演技です。みなさんも、会社にいる自分と、自宅にいる自分で、自分の在り方を切り替えていらっしゃると思います。これと同じで、表現について、自分の素と、飾ったものを切り替える意識で行えば良いのです。
抑揚は、話を印象付けたり、説得力を付けたりするための重要な要素です。相手にもっともっとメッセージを届けたい…という方は、ぜひ抑揚の付け方を意識してみましょう。