先日、子どものころに印象的だった言葉をインターネット上に公開している方がいらっしゃいました。その方は、小学生のときに環境学習に参加したそうです。その際、遠足気分で荒川にいるカニやバッタを捕まえ、そのまま持ち帰ろうと考えていました。その後、環境保護活動をしている方のお話を聞くことになりました。この方の言葉が非常に衝撃的だったそうです。
「荒川にどのような生き物がいるのかと捕まえてみた人もいるでしょう。間違いが起きる前に最初に言っておきます。他で捨てるなら殺してくださいね」
これは、生態系の破壊につながる大切なことですし、生き物を買うことの責任の重さを感じさせる言葉でもありますね。投稿者さんは、この言葉に恐怖を感じ、捕まえた生き物を荒川に放しました。同様に、周りの友達も放したそうです。
また、投稿者さんは、「ほかの内容は覚えていないけど、この言葉だけはしっかりと覚えている」とおっしゃっています。これは、「怖い」「驚いた」などの感情が刺激されたことが大きな理由だと考えられます。
物事を伝える際には論理性も大切ですが、ときには感情に訴える表現も大切になります。わかりやすく伝えたい場面と印象的に伝えたい場面とでしっかりと使い分け、相手にメッセージを届けるようにしていきましょう。