先日、友人夫婦から、ちょっとした手伝いを頼まれ、
その関係でお昼をごちそうになりました。
そのときに奥さんがもうすぐ1歳にある息子の慎二くん(仮)に
手作り蒸しパンをちぎってあげていました。
慎二君はとてもおいしそうに食べていたのですが、
ちょっとちぎったパンが大きかったように見えました。
実際に私の友人である旦那さんも
「ちょっと一口が大きすぎないか?」と
声をかけたくらいです。
でも、奥さんは「まぁ、大丈夫だから」と食べさせ続けていました。
ここまで話すと予想がつくかもしれませんが、
その直後に…
慎二くんが、蒸しパンをのどに詰まらせてしまいます。
幸い、ずっと様子を見ていたのですぐに気づき、
吐き出させたので、特に大事にはいたっていません。
とはいえ、小さなお子さんのことですから、
みんなでアワアワと慌てながらの対処になりました。
その後の友人夫婦の何気ないやりとりが
とても素敵で、強く印象に残っています。
奥さんが慎二君と旦那さんに向かって「ごめんなさい」と謝ったのですが、
そのとき、旦那さんは、何といったと思いますか?
もし、ここで「だから言っただろう」なんて言っていたら
奥さんはヘコむかもしれませんし、喧嘩になるかもしれません。
でも、旦那さんは「気にしなくていいよ。次から気を付けよう。」と
声をかけ、その場はそれで落ち着きました。
実は、その友人。いつもこんなことを言っているのです。
大切なのは、「誰が悪いか」ではなく「何が悪いか」だと。
これは、もともと仕事における考え方と言っていましたが、
普段から実践するその姿を見て、、
彼が持つ「人に対する真摯さ」「仕事に対する真摯さ」
そして「自分に対する真摯さ」を改めて感じることになりました。
真摯であることは、社会人に重要な資質であると思いますし、
人間関係にも大きく影響するものだと思います。
私も彼を見習い、真摯な心を持って
自分と向き合い、人と接したり、
仕事に取り組んだりしていきたいです。