社会人にとって「いかに的確に物事を伝えるか」は、非常に重要なスキルです。「伝え方が上手な人」として、よく取り上げられる方の1人にジャパネットタカタの高田さんがいらっしゃいます。
高田さんは物事を伝える際に、さまざまな工夫をこらしていますが、何よりも商品の特徴を的確に伝える表現力が素晴らしいと思っています。始めて見たときに「上手いな」と思ったのは、デジカメの大きさを伝える表現です。「小さい」とか「コンパクト」という言葉を使うのではなく、「名刺サイズのデジカメ」とおっしゃっていました。きっと、この言葉を聞いて、今、みなさんの頭の中には、まさに名刺サイズのデジカメがイメージされたことでしょう。
また、Twitterで見かけた上手い言い回しとして、パンプスを試着したお客様に向けた言葉が挙げられます。それは、「ラスト一点の靴がサイズピッタリでお似合いになるなんてシンデレラみたいですね」というものです。高田社長はわかりやすくするための例えなのに対し、こちらは感情を揺さぶる印象的な例えですね。
いずれにしても、うまく他の物事と結び付けることができれば、とてもわかりやすく、そして印象的な表現をすることができます。これが、できるのとできないのでは、聞き手に与える影響が段違いとなるため、私もしっかりと表現力を磨いていきたいと思います。