今日は、教育と学習についての一分間スピーチを行います。
私は、「教育とは学習を促すことである」と考えています。
教育工学の分野にはARCS動機づけモデルという
子どもの学習意欲を高めるためのモデルが存在します。
「アークス」はアルファベットで「A・R・C・S」と書きます。それぞれ
Attention・・・関心を持たせる
Relevance・・・関連性に気づかせる
Confidence・・・自信を持たせる
Satisfaction・・・満足感を持たせる の略になっています。
簡単に例をご紹介します。
たとえば、いつもと違う授業をしたり、
子どもたちが興味を持つであろう題材を用意したりして
関心を持たせる工夫をします。
次に、新しい知識というのは、それまでの経験と結び付け
関連性に気付かせることで理解を深めることができます。
このように、何かに気が付いたり、目の前にある課題に対して、
「あ、これならできそうだな」と、自信を持つようになると
より意欲的になります。
そして最終的に「やってよかったな」と思えることで、
さらなる学習意欲を引き出すことができます。
このように、関心・関連性・自信・満足感を引き出せるように導くことが
教育社や指導者のあるべき姿なのではないかと思います。
参考:学習意欲をデザインする―ARCSモデルによるインストラクショナルデザイン
関連:「人が行動をするきっかけはA!」の朝礼スピーチ