今日は、人が行動するきっかけについてお話しします。
みなさんは、人が自主的に行動するきっかけは何だと思いますか?
私は学生のときに、人が行動に移るまでの心理プロセスを
2つパターンで学習しました。
ひとつは、マーケティング・消費者行動論でお馴染みのAIDMA理論です。
広告を目にしてから、購入を決めるまでの心理プロセスを論じたもので、
頭から順に「A・I・D・M・A」と書きます。
最初のAはAttention、次のIはInterestというように、
5つのプロセスから成っています。
ふたつめは教育工学の分野のARCS動機づけモデルという
子どもに学習意欲を持たせるためのプロセスです。
こちらの「アークス」の部分もアルファベットの頭文字になっていて
「A・R・C・S」という順番で書きます。
こちらも最初はAttention・・・関心です。
この2つの理論を知ってからというものの、私の中では、
「人が自主的に行動するには、Attention・関心を持っていることが大前提」
という考え方が根付きました。
極端な例ですと、いかに良い教え方をする先生がいても
子どもに学ぶ気がなければ効果は0です。
いかに良いセールストークをしても
その消費者が絶対に関心をもたないような商品の説明をしていたのでは
意味がありません。
(私に絵を習えと言っているようなものです)
まとめ・オチ
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まとめ(オチ)には色々なパターンがあります。
「自分で行動、学習するには関心を!」とか
「お客様の関心を引き寄せるために~」などが基本ですね。
私の職場は、ある程度の関心を持ったお客様が集まるという環境なので、
「関心を保つためには・・・」という話をしました。
関心を保つためにはARCSの「RCS」や「ARCS」のサイクルが大切です。
ARCS動機づけモデルは自主的な学習のための理論です。
ですから、子どもだけでなく、職場の教育にも役立ちますよ。