みなさんは「守破離」という言葉をご存知でしょうか。
これは、弟子が師匠に物事を教わる際の心構えになっていて、
それぞれ「守る・破る・離れる」という順番で
物事を修得していくことを表しています。
まずは教えを守る「守の段階」では、
師匠の教えを忠実に守るようにしてください。
師匠は何年・何十年にもわたって培ってきた
ノウハウを伝授するわけです。
1つ1つの指示だけでなく、全体の流れや運用にも
きちんと意味が込められています。
次は教えを破る「破の段階」です。
ここでは、師匠の教えに自分の工夫を加えていきます。
守の段階で、全体の流れや、
個々の作業をしっかりと習得しておけば、
そこに疑問や改善点を見出せるようになります。
最後は教えから離れる「離の段階」です。
そして離の段階では、型に捕われない創造を行います。
これが守破離の考え方なのですが、
個人的には「破る」と「離れる」を入れ替えた
「守離破」も好きです。
まずは、会社のやり方やルールをしっかりと守り、
ある程度できるようになったら、
一歩離れて、客観的に分析を行います。
そして、型を破り、より良いものを創造するという流れです。
いずれにしても、まずは長年に渡って最適化されてきた
基本を守ることが大切です。
基本を守りながら学ぶことで、
その先の段階が見えてくるようになります。
当たり前だけどなかなかできない教え方のルール
当たり前だけどなかなかできない仕事のルール(新入社員必携)