朝礼ネタ 断られたときの咄嗟の一言

ある日、50代のお客様から「当社の〇〇(高額商品)を購入したい」と言ってもらえました。ただ、その日は「高い買い物なので家族と相談する」とのことで1回お帰りになりました。そして翌週にお客様がやってきたのですが、とても暗い顔をしています。そして、「ごめんなさい。息子に買ったらダメって言われちゃいました。」と言ってきました。

さて、この後、あなたなら何と声をかけますか?

もしここで「息子さん、なんとおっしゃってたのですか?」と聞いてはいけません。理由はいくつかあるのですが、買ってはいけない理由を本人にお話させてしまうと、自分の中での納得度がどんどん高くなっていってしまうのです。

重要なのは、いかにして「商品が欲しい」という方向で考えてもらうかです。では、こんな質問はどうでしょうか?

「先週、〇〇さんは、なぜこの商品が欲しいと思ったですか?もう一度教えていただけますか?」

このように尋ねると、商品が欲しい理由を改めて口にしてもらうことができます。実際に、この質問をしたことで、「やっぱり欲しくなっちゃった。もう一度、息子と話をしてくるね」と言って、成約に結びついた例もあります。

人が行動を起こすには目的や理由があります。「なぜ、できないか」という問題点ではなく、「何のために」という目的や理由にアプローチすることが心を動かすための重要なポイントになります。

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