今日の一分間スピーチでは、マグレガーのX理論・Y理論をご紹介したいと思います。
X理論・Y理論とは行動科学におけるリーダーシップの研究から導き出された理論です。
マグレガーの主張では、人間はXとYの2つの要素を持っているそうです。
まずXというのは、なまけもので、責任をとらず、
放っておくと仕事をしないという考え方です。
一方のYは、働きたがりで、自己実現のために自ら行動し、
進んで問題解決を行うという考え方です。
「この人はXのタイプ、あの人はYのタイプ」というわけではなく、
人間だれしもXとYの両方の特性を持ち合わせています。
マグレガーはこの考え方を使って、リーダーシップには
北風と太陽のような考え方が必要であるというようなことを述べています。
50年以上前の古い文献ですから、現代の理論からすると
間違えていたり、当てはまらない理論も多いのですが、
このXとYの両側面から自分を考えてみるというのは
決して悪いことではないと思います。
自分を見つめるためのひとつの指標として参考にしてみてください。