私は傾聴という言葉があまり好きではありません。傾聴自体が嫌いなのではなく、あくまでも傾聴という言葉が好きではないです。個人的なイメージでしかないのですが、「傾聴」という言葉からは「聞く」という受け身の行為を連想してしまうからです。
ところでみなさんは、傾聴を英語にすると何というかご存知ですか?傾聴は英語で「アクティブ・リスニング」と言います。アクティブには積極的・活動的という意味がありますね。傾聴よりもアクティブリスニングの方が、積極的に聴く様子がしっかりと伝わってくるので、こちらのほうが好みです。
傾聴は、「話をしっかりと聞く」というだけの受け身の行為ではありません。話を聞いて、共感を示すことまでが傾聴の範囲です。改めて「何のために傾聴をするのか」「そのために最適な手段は何か」をしっかりと考えていきたいと思います。