私たちは人間である以上、誰しも失敗をすることがあります。仕事で失敗をしたら反省をする必要があるのですが、反省もやり方次第でプラスにもマイナスにも作用します。
「反省とは、自分を責めることではありません。自分をありのままに知ることを言います。」
失敗をすると、自分を責めたくなるのは分かりますが、自分を責めるのは精神を傷つけるだけの行為であり、プラスにつながるものではありません。もちろん、だからといって「あっけらかん」としていれば良いというわけでもありません。失敗をした事実は真摯に受け止めることが大切です。
反省の「反」の字にも、「省」の字にも、「振り返ってみる」という意味があります。その振り返りから教訓を得て改善する……これが正しい反省のあり方です。
これはビジネスの基本であるPDCAサイクルを考えると分かりやすいですね。Doの実行の段階で失敗をしたら、原因をチェックする必要があります。この確認・評価こそが反省の段階になります。そして、そこで得た教訓を行動に移す・・・。こうして新たなPDCAサイクルと移行するわけです。
すなわち反省はPDCAを回すための1つの要素でもあるのです。失敗をしてしまっても自分を責めるのはほどほどにして、未来につなげることを考えるようにしていきましょう。