みなさんは、チャンキングという言葉をご存知でしょうか。
もともとは「塊」を意味する言葉なのですが、
コミュニケーションにおいては、
質問力を高めるための重要な要素として知られています。
質問におけるチャンキングには2つの手法があります。
1つは、細かい情報を大きな塊としてまとめるチャンクアップ。
もう1つは、情報を具体的にするために
詳細な情報を引き出すチャンクダウンです。
部下や後輩が持つ本当の欲求を引き出したり、
物事に対する解決案を導き出したりするには、
チャンクダウンの考え方が重要になります。
こちらは5W3Hを使い、「具体的にどうするか」などと
質問をしていく形になります。
その一方で、本来の目的に立ち返ったり、
情報を整理したりするときには
チャンクアップが有効になります。
たとえば、「そもそも○○とは何か」
「そもそも何故○○が重要なのか」などと確認を行うことになります。
質問というのは誰もが当たり前のようにできることですが、
正しい意図をもって、上図に質問を組み立てることで
目標達成への道筋を描くことができるようになります。
このように考えると、質問というのは
非常に奥深いものであることが分かります。
ご興味のある方は、ぜひ質問力やコーチングなどについて
調べてみることをお勧めします。