本日11月21日は任天堂の日です。私は高校生までゲームをしていたのですが、つい最近になってとあるニンテンドー製品を購入しました。それがニンテンドークラシックミニファミリーコンピュータとニンテンドークラシックミニスーパーファミコンです。
これは、昔懐かしのファミコンやスーパーファミコンをミニサイズにした商品です。カセットを入れてゲームをするのではなく、あらかじめマリオやカービィなどの人気作品が収録されたものになっています。懐かしのゲームがそのまま遊べるということで大きな話題を呼びました。
こうして「懐かしい」という感情を利用するマーケティングのことをノスタルジーマーケティングと言います。たとえば、同じゲームですとドラクエⅪ(イレブン)のCMが話題になりました。それは、過去の作品を振り返りつつ、過去に勇者だったことも振り返る…というものです。それ以外ですと、数十年前の商品の復刻版商品などもありますし、テレビでも1950年代の曲とか、1980年代の流行などのように、それぞれの時代の特集を組むこともあります。
「人は感情で物を買い、理性で納得する」という言葉があります。人の記憶に残っているものは、すべからく感情が動いているものです。ですから、懐かしむという行為は、それだけで強い感情が動いているのです。だからこそ、ノスタルジーマーケティングは非常に有効な手段と言えます。
キーワードは「記憶の中にある思い出の刺激・共有」です。これは、今後の商品企画や営業、マーケティングにしっかりと活用できるようにしていきたいと思います。