「みなさんのパソコンのパスワードは何ですか?」
「銀行の暗証番号を教えてください!」
・・・と聞かれて、答える人はいないですよね。
銀行やインターネットのサービスを受けるということは、
自分専用の部屋を持つようなものだと思ってください。
そして扉を開くと、自分の財産や情報にアクセスし、
内容を確認したり、利用したりすることができます。
その扉を開くためには鍵が必要です。
それが暗証番号やパスワードになります。
いわば、暗証番号やパスワードを教えるというのは、
家や車の鍵を他人に渡すのと同じことです。
これは、すでに当たり前のことですから
わざわざ他人に情報を明かすような人はいないと思います。
でも、状況によっては、それを伝えてしまう人がいるのです。
メールやインターネットを利用した
「フィッシング詐欺」というものがあります。
これは詐欺師たちが銀行を装ってメールを出し、
「本人確認をしたいので、こちらのフォームに
氏名や口座番号、暗証番号などを入力してください」と、
本人に直接入力させる手法になります。
見た目は、本当に銀行のホームページのようになっているので、
ついつい入力してしまう方がいるようです。
何だか怖い詐欺ではありますが、
「フィッシング詐欺というものがある。」とか
「銀行やサービス会社が、メールなどで
パスワードを効いてくることは100%あり得ない」などと
知識をしっかりと持っていれば、防止することが可能です。
さて、本日6月9日は「6と9」の語呂合わせで
ロックの日となりますので、
今日は鍵に関連したお話をさせていただきました。
どんなセキュリティであっても、
個人の油断で簡単にこじ開けられてしまう時代ですから、
しっかりと知識を身に付けることで自分を守るようにしたいですね。