本日、5月2日は交通広告の日なんだそうです。
これは電車やバスに貼られる広告のことを言います。
私が今まで見た中で、最も印象に残っている広告は、
東京で掲載されていた東京工芸大学の広告です。
それまで私は「工芸」という言葉を
何となく受け入れていましたが、
その広告に書かれていた表現を見て、
工芸というものに、非常に大きな可能性を感じました。
私が見たのは、工芸の「工」と「芸」が
掛け算で表現されていた広告です。
いわば、機能と美術の融合ですよね。
私はこれ見た瞬間に「なるほど」と非常に感心し、
工芸に対するイメージや可能性が、
どんどん頭の中に浮かんできました。
このように、私が思う最高の広告は、その内容やデザインから
消費者のイメージをふくらませることができる広告です。
「広告を見る」というのは、
商品の購入に至るまでのプロセスのうち
導入部分でしかありません。
重要なのは、広告を見て何を感じたかです。
実際に広告を目にした消費者が商品に興味を持てば
その商品やサービスを使っている自分の姿を連想し始めます。
ここで、自分にとって役立つ連想や
自分がワクワクするような連想ができると
一気に購入の可能性が高まっていきます。
そのため、広告やプレゼン、セールストークなどは、
消費者の連想を手助けできるものが好ましいと思っています。
日ごろ、セールストークや掲示物の作成などを行っている方には
ぜひとも、参考にしていただきたいと思います。