本日は9月18日ですね。実は、1971年の今日は、世界初のカップ麺であるカップヌードルが発売された日になります。今回は、それにちなんでカップヌードルをアメリカで販売を開始したときのお話をさせていただきたいと思います。
カップヌードルがアメリカで販売された当初は、斬新な商品であったが故に、なかなか受け入れられませんでした。そこで営業マンはカップ麺をラーメンとしてではなく、別の言葉に置き換えて営業を行いました。すると、少しずつ受け入れられ初め、商品が売れるようになったのです。では、営業マンはラーメンという言葉を何に置き換えたのか、お分かりになりますでしょうか。
実は、「具の多いスープ」です。アメリカの食事では、まずサラダとスープを食べるのが一般的です。そこで、ラーメンではなく「スープ」として売り出し、アメリカの食文化に寄せることで受け入れられやすいイメージを作っていったのです。
このように、販売する商品は変えずとも、売り方次第で商品の売れ行きが大きく変わってくることがあります。たとえば日本でも、モイスチャーティッシュが「鼻セレブ」に改名したことで大ヒットしました。それから豆ダッシュという商品がチョロQに改名してからヒットした…というお話もあります。それだけ言葉には強い影響力があるということです。
私も、言葉の使い方や効果をしっかりと考慮して、より効果的な表現ができるように心がけていきたいと思います。