今回の朝礼ネタは「改正民法公布記念日」についてです。12月22日だけの朝礼ネタではなく、いつでも使える内容になっています。主なテーマは「伝え方の技術」です。
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本日、12月22日は「改正民放公布記念日」という記念日に制定されています。
「揺りかごから墓場まで」という言葉がありますが、民法は人が生まれてから死ぬまで関わってくる法律です。いえ、正確には命を宿した胎児のころから、財産関連の問題で亡くなってからも関わるものです。そういう意味では、民法は人生の必修科目と言えるでしょう。
ただ、私は法律関連のお話が苦手です。文体も難しいことから内容が把握しにくく、あまり聞く気も読む気もしません。ただ唯一、大学の必修科目で民法を教えてくれた教授のお話だけは違いました。教授の授業はケースワークが中心だったのですが、私たちが想像しやすい日常のシーンを取り上げてくれたので、とても頭に入ってきやすかったです。
たとえば、その教授が急な体調不良で休講になったことがありました。その次の週、その休講になった理由を課題として出してきたのですが、その内容が次のようなものでした。
「私は先日、ファミレスでパスタを食べたら食中毒になってしまいました。その後、病院に通ったり、大学を休むことになったりしたのですが、私がそのお店に対して請求できるものは何か、またどのような手順で請求を行えば良いでしょうか」という内容です。
このように、具体的にシーンが想像できるものであったり、自分の身に置き換えて考えることができるものは、頭に入ってきやすくなります。社会人はコミュニケーションがつきものですから、伝え方の技術の1つとして、相手にイメージさせる技術をしっかりと身につけていきたいと思います。