正月休みの間に餅つきのパフォーマンスを見ました。餅つきは、元々餅をつくるための手順でしかないのですが、それを伝統文化として多くの人に語り継いでいくためのパフォーマンスとして大変素晴らしいものでした。
実際に、その場にいた子どもたちもパフォーマーたちに視線が釘付けになっていました。面白い語り口に、まるでダンスを踊っているかのようにリズミカルかつビジュアルまで洗練された動き。そして、子どもたちを参加させたりクイズをしたりと、うまく会場中を巻き込んでいました。
最近は、ジャンプの人気漫画ワンピースを歌舞伎で演じたり、プロジェクションマッピングを使った歌舞伎が行われたりなど、伝統の伝え方も変化してきています。こうしてうまく語り継がれていくものが、しっかりと形として残っていくのでしょうね。
これは、教育やルールの浸透などにも同じことが言えるかもしれませんね。「伝えたい事実」をそのままの形で伝われば、何でも相手に伝わる…というものではありません。伝え方を工夫して、うまく表現をすることで相手の脳に届くようになります。きちんと「伝えようとすること」と「伝わるようにすること」はどちらもしっかりと意識していきたいですね。