1月20日の朝礼ネタ 宅急便が始まった日

今回の朝礼ネタは「宅急便が始まった日」についてです。1月20日だけの朝礼ネタではなく、いつでも使える内容になっています。主なテーマはプロとしてあるべき姿です。

ここから朝礼のネタです

本日、1月20日は宅急便が始まった日です。私は、この宅急便サービスが始まり、そしてどのように広まっていくのかをNHKのプロジェクトXで見たことがあります。その中に、とても印象的なエピソードがありましたので、ここでご紹介したいと思います。

昭和40年代から50年代……。当時の配達業者と言えば、企業から企業への大口配達が中心でした。
個人配達を行っていたのは国鉄か郵便局なのですが、「荷物を預けるには窓口に行く必要がある」「相手にいつ届くのか分からない」などの問題がありました。

そこに「電話一本でどこにでも荷物をとりに行き、全国どこでも翌日配送します」と宅急便にて参入したヤマトでしたが、なんと初日は全国で11件のみの取扱に終わる結果となりました。

その理由の1つにこんなものがありました。「大事な荷物だから郵便局でないとだめ」「知らない会社には任せられない」など、全国各地でビラを配っていた配達員はこのように言われたそうです。

そんな中、札幌の営業所にて活動をしている加藤さんという社員のもとに、加藤さんの母親からの荷物が届くというエピソードがありました。その荷物には、温かい味噌汁が飲めるようにと手作りのみそ、きざんだ大根、油揚げが入っていました。また、靴下と手紙も添えてあったそうです。それは、どれも寒い北海道の地、風邪をひかないようにと働く息子を気づかうものです。

それを受け取った加藤さんは1つの気づきを得られました。それは、「単に荷物を運んでいるのではなく、荷物と一緒に、真心や絆を運んでいるのだ」というものです。

そこから加藤さんは「本当の営業マン」として、ひとつの荷物でも真心をこめて送りますと、熱心な営業活動を行いました。そして、その活動が実を結んで、「あなたが熱心だから一度出してあげましょう」などと少しずつ預けられる荷物を増やしていったそうです。

私は、これを見て「プロとしてあるべき姿」を感じました。本気で自分の会社の商品を良いと思い、それを本気で訴え、有言実行する加藤さんの姿に感銘を受けました。

私もお客様からお金をもらい、会社から給料をいただいている以上、この道のプロとしての仕事が求められているのだと思っています。これを実現するために、私も加藤さんのような信念を持ち、ひとつひとつのことに対して本気で取り組んでいく必要があると感じております。

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