世の中には、知らないことや不思議なことがたくさんあります。たとえば私が生まれてから今まで、ずっと「テレビ」というものが身近にあったのですが、未だに「なぜテレビが映るのか」が分かりません。
「テレビ局から電波が発信され、それがテレビ塔を介して、各家庭に届けられる」という点は理解しています。でも、「電波」という形のないものを受信することで、映像として形あるものが明確に映ったり、1つ1つの音声がはっきりと聞こえるのが想像できません。そういう意味では、電話の仕組みもよくわかりませんし、さらにスマホをタッチするとプログラムが反応する仕組みもわかりません。
こうして、普段から当たり前のように使っているものでも、分からないものが多いです。もっとすごいのは、そのわからないものを0から生み出し、作り上げた人がいるということです。一体、どういう発想のもとで作り上げたのか想像もできません。
このように、与えられたものを使うのは簡単かもしれませんが、その物自体を作るのは非常に困難です。これはビジネスも同じ。たとえば、与えられた課題をこなすのは誰でもできます。でも、課題そのものを見つけるのが何よりも難しいです。改善を得意とする人と苦手とする人の差はここにあると言っても過言ではないでしょう。
課題に気が付けるようになるには、知識と観察、そして興味が大切になってきます。目標達成や改善のために、これを欠かすことがないよう、自分を磨いていきたいと思います。