今回の朝礼ネタは「バーコードの日」についてです。10月18日だけの朝礼ネタではなく、いつでも使える内容になっています。主なテーマは「バーコードの限界」です。
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本日10月7日はバーコードの特許が認められた日ということで「バーコードの日」に制定されています。スーパーやコンビニなどで売られている商品にはバーコードが付いていますね。そのバーコードをバーコードリーダーで読み取ると、いつ、何の商品が、どれだけ売れたかなどの販売情報を蓄積していくことができます。これにより、1つ1つの商品単位での分析が可能になるため、「おむつを購入する人は、ビールを買う傾向にある」という購買傾向まで明らかにすることができます。
でも、それがバーコードの限界でもあります。さきほどもご紹介したとおり、バーコードは売れた時点で読み取るものなので、売れた商品の分析しかできません。そのため、商品を手にとったとか、商品棚で悩んで元に戻したなどの、購買に至るまでのプロセスは不明なわけです。
これを可能にしているのがインターネットです。インターネットショッピングに関しては、商品ページの閲覧数、一度は選択したけれど取り消した商品なども記録することも可能です。いわゆる「アクセスログ」というものですね。そして近年では、スーパーやコンビニにも、似たようなことができる技術を導入しようという研究が進められています。それがICタグです。商品や商品棚にICタグを付けることで、手に取った回数などを記録しようとする試みです。さらに、電子マネーと組み合わせれば、レジを通過するだけで支払いが完了する…なんていうことにまで応用できるそうです。
いつの時代も技術の発展というのは、素晴らしく、ときには恐ろしくもあるものですね。世の中の変化に取り残されないよう、しっかりと世の中にアンテナを張っておくようにしましょう。