朝礼ネタ 正札を守れ、値引きは却って気持ちを悪くするくらいが落ちだ。

商売の心構えのひとつに、こんな言葉があります。

正札(しょうふだ)を守れ、
値引きは却って(かえって)気持ちを悪くするくらいが落ちだ。

さて、突然ですが、みなさんはニコンという会社をご存知でしょうか。
デジカメなどで有名な会社ですね。
今回は、その子会社であるニコン・エシロールのお話です。

ニコン・エシロールはメガネレンズの開発を行っている会社です。
実はこの会社、子会社化した当時は赤字経営をしていたのですが、
当時の代表である長谷川氏によって
わずか3年目にして無借金経営を実現することとなりました。

その際、長谷川氏が打ち出した戦略の1つが「値上げ」です。
すでに眼鏡は価格競争が進んでおり、
誰もが購入できる万人向けの商品です。
そこに新たに万人向けの商品を発売したとしても
消費者の興味や関心を惹くことができません。

そこで、万人向けの商品でなく、付加価値を付けて
「あなただけの商品」「あなたのための商品」を作り上げることで、
消費者の心をつかむことに成功しました。

そのほか、世の中には単純に高い商品の方が
高級感があり、ありがたみが出るという価値観を持つ人もいます。
実際に、まったく売れなかったジュエリーが
値上げをしただけで売れた…などの事例もあります。

値段が安い…というのは嬉しいことかもしれませんが、
それよりも大切なのはお客様にとっての価値を考えることです。
元々あるものから何かを引く「引き算」ではなく、
価値を加える「足し算」での思考を心掛けていきましょう。