朝礼ネタ 「パブロフの犬」と「注意の瞬き」

さて、みなさんは「パブロフの犬」をご存知でしょうか?これはパブロフという方が、犬に対して行った実験のことです。犬にエサを与えるときに、ベルを鳴らしてから与えると、そのうちベルを鳴らすだけで涎(よだれ)を出すようになる…という条件反射に関する実験です。おそらく、ご存知の方も多いと思います。

実験に成功したパブロフは、この成果をみんなに見てもらいたい…ということで、たくさんの見物客を呼んで実演することにしました。しかし、結果はいくらベルを鳴らしても犬は涎を出しませんでした。これは、犬が周りにいる見物客に気を取られてしまい、ベルの音に集中できなかったために行ったことになります。つまり、普段とは異なる環境を作ってしまったがために再現性が失われてしまった…ということです。

このように周りの情報が多いと、そちらに気を取られてしまうことを「注意の瞬き(またたき)」と言います。たとえば、周りに物が置いてある中や物音がする環境で読書や勉強しても集中することはできません。環境が行動に影響を及ぼすのはパブロフの犬と同じですね。もし、みなさんが「何かの行動をしたい」「行動を変えたい」と思ったら、まずはそれに適した環境を調えるのを忘れないようにしてください。