朝礼ネタ スタンフォードの自分を変える教室

今日は、ベストセラーにもなったケリー・マクゴニガルの書籍「スタンフォードの自分を変える教室」についてご紹介したいと思います。この本を一言で説明するなら「意志力」を身につけるための本です。その内容は、目標を本気で目指す「望む力」、目標達成に向けて行動する「やる力」、目標達成を阻害する誘惑に打ち勝つ「やらない力」に分かれます。自分を成長させる自己啓発やダイエットなど複数のテーマが取り上げられているほか、ジョークを含む語り口調なので非常に読みやすいです。

私がこの本を読んでいて、ものすごく面白いと思ったのは「やらない力」の部分です。「なぜ、人間は誘惑に負けてしまうのか」「どのようなものが誘惑になるか」などが事細かに書かれているのですが、それが、見事に図星を突かれ、自分の過去にどんどん突き刺さってきます。加えて、表現がキャッチーであり、「サラダを見るとジャンクフードを頼んでしまう」とか、「人間はチンパンジーよりも自制心が低い」など、興味を惹かれるテーマが多数取り上げられています。

ここまで見事に境遇を当てられたり、その理由を分かりやすく分析されたりすると、その後に書かれている「誘惑に負けない方法」や「意志を貫き通すための実践内容」にも信憑性が出てきます。

目標達成や人としての成長、さらには習慣付けなどの一番の難点は、やはり継続です。この「スタンフォードの自分を変える教室」は、そんな継続を後押ししてくれる一冊となっています。自分自身で役立てるも良し、部下や子どもの教育に役立てるも良し、色々な活用方法があると思いますので、ぜひ多くの方に読んでいただきたいと思います。

スタンフォードの自分を変える教室

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