今回の朝礼ネタは「紙の記念日」についてです。12月2日だけの朝礼ネタではなく、いつでも使える内容になっています。主なテーマは「商品に気づいてもらう」「パッケージ」です。
ここから朝礼のネタ
本日12月16日は紙の記念日です。これは、王子製紙の前身となった会社の工場が運転を開始したことにより制定されました。
さて、その王子製紙グループの1つに「王子ネピア」という会社があり、このネピアが生んだ大ヒット商品に「鼻セレブ」というティッシュがあります。実はこの鼻セレブ…、改名とパッケージの刷新が大ヒットの1つの要因になったと言われています。
もともとの商品名は「モイスチャーティッシュ」であり、現在と同じくしっとりとした高級ティッシュでした。また、パッケージも濡れた印象を出す水色のデザインです。こちらは後から登場した同じような製品によって売上を掻っ攫われてしまいました。
そこで鼻セレブへと改名し、パッケージも「白い動物の顔」を全面に押し出し、可愛らしいデザインかつ鼻が強調されるものへと刷新されました。スーパーなどの店舗において、数多くのティッシュ製品が並ぶ中、このパッケージは相当に目を引くものであり、鼻セレブという名前のインパクトとともに瞬く間に大ヒット商品として生まれ変わったのです。
商品が売れるためには、まず、商品の存在に気付いてもらうことが大切です。いくら良い商品を作ろうとも、その商品が気づかれず、知られていないのではまったく意味がありません。良い商品を作り、魅力に気づいてもらうことも大切ですが、まずはその存在そのものを気づいてもらえるかについても、しっかりと練り込み、工夫していきましょう。