みなさんは、ビジネスやプライベートで思い思いの目標を立てて、物事に挑戦していると思います。たとえば勉強やダイエットもその一環です。
基本的に目標を達成するためには「継続」が鍵になるのですが、そんな継続にブレーキをかけてしまう要因があります。それは「進歩」です。
たとえば、「今日はたくさん勉強した」とか、「ここまで頑張ったから2キロ痩せた」といった進歩が継続へのブレーキを踏んでしまうことがあります。なぜなら進歩を自覚すると、気分が良くなってしまい、自分にごほうびを与えてしまうからです。
ちなみに、スケジュールややることリストを立てるだけで満足するのも同じ要因から来ています。もしかすると、みなさんにも似たような経験をされている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
このように、「どれだけ進歩したか」に意識を向けてしまうと人は歩みを止めてしまうことがあります。では、それを防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか。
答えは簡単。ちょっとだけ質問を変えれば良いのです。「目標を達成するために、どれだけの努力をしているか」そして、「なぜ、自分はここまで頑張れているのか」を考えましょう。
このように「なぜ」という問いかけから「理由」を考えると、「ごほうび」が目標を妨げる脅威のように感じられるようになり、誘惑に負けてしまうことを防ぐことができます。つまり、目標ではなく、目的を意識する…ということですね。
もし、多少頑張ったからといって、「自分にごほうびを」などと思ったら、少しだけ冷静になって「なぜ自分は頑張っているのか」を自答するようにしてみてください。それがみなさんの継続のキーになるかもしれません。
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