朝礼ネタ 希少性で惹きつける

先日、駅で演説をしている人がいたのですが、足を止めて耳を傾ける人は誰もいませんでした。このようなときにこそスピーチ力が必要なのかもしれませんね。さて、その数日後、別の方が演説をし始める場面に出くわしたのですが、その切り出し方が非常に素晴らしく、多くの方の注目を集めていました。では、そのときのセリフを再現します。

「御足下の悪い中、私の話に耳を傾けてくださりありがとうございます。本日は、ひどい雨ということもあり、駅を利用される方も少ないですが、そんな中、せっかく足を運んでくださった方のために、本日限りの最高のパフォーマンスを披露させていただきたいと思います。」

さて、この切り出し方を聞いてどう思ったでしょうか。おそらく、「え?パフォーマンスって何するの?」と思うのではないでしょうか。かくいう私もその1人です。こうした人の頭の中にハテナマークを作る話し方は、相手の心を惹き付ける話し方です。「何だろう」という気持ちは、積極的に話を聞く姿勢を作る出すことができます。

特に今回は、「ひどい雨の中」「本日限りの最高のパフォーマンス」というように、人を動かす要素の1つ「希少性」の刺激も行っています。おそらく、その方は相当スピーチ慣れをしているのだと思います。

私たちも営業やプレゼン、教育など、さまざまな場面でコミュニケーションをとります。そんなとき、伝達力や表現力を持っているのと、持っていないのでは、先に取り上げた2人のように成果に大きな差が生まれます。こうして行っている朝礼スピーチについても、話す力を身につける場としてこれ以上のものはないと思います。ぜひ、このスピーチの場でさまざまな手法を凝らしたスピーチを行い、有効な話術の共有や、お互いのフィードバックを行っていきましょう。