朝礼ネタまとめ ビジネス心理学

心理学は、朝礼スピーチと相性が良い

ビジネスにおいては、モチベーションやメンタルをコントロールすることが重要になってきます。その対象も自分、上司、部下、同僚、取引先、お客様など、多岐に渡ります。そのため、心理学は朝礼スピーチと非常に相性が良いのです。たとえば、心理学や脳科学の知識を身につけておくと、以下のようなことができるようになります。

  • ストレスコントロール
  • モチベーションアップ
  • 自己啓発・教育効果アップ
  • コミュニケーション力アップ
  • 自己理解・他者理解
  • 信頼の獲得
  • 効果的なマーケティング知識の獲得
  • 誘導・人を動かす など

心理学に関する朝礼ネタ

理由を付ければ人は動く

カチッサー効果
人に依頼をするときは「○○してください」ではなく、「△△なので○○してください」と理由付けをすると、承諾してもらいやすくなります。これをカチッサー効果と言います。実際に行われた実験では、「理由なし」「まともな理由付け」「理由になっていない理由付け」をしたのですが、その結果はどうなったと思いますか?その実験の内容と結果はリンク先からご確認ください。

自分が動けば相手も動く

自己開示と返報性
相手からの情報を引き出すためには、まず自己開示をすることから始めると良いでしょう。たとえば、兄弟のことを聞く際には、「私は3人兄弟の長男なのですが、○○さんはご兄弟いらっしゃいますか?」などのように自分の情報を開示してから聞くと答えてもらいやすくなります。このように自己開示をすると、相手からの信頼を得られるようになります。

右側にあるものほど価値がある

右側重要バイアス
人は、同じものが横に並んでいると、右側にあるものほど重要(価値がある)と判断する傾向にあります。これは、右利き・左利き問わず、なぜか右側にあるものを重要だと感じるそうです。朝礼スピーチ原稿では、実際にストッキングで実験をした結果を紹介していますが、衝撃的な結果になりました。

続きが気になる状態を作り出す

ツァイガルニク効果(リンク先の後半参照)
ツァイガルニク効果とは、「続きが気になる心理」のことを言います。上述したカチッサー効果の説明文を見ると、明確な答えを出さず、謎を残したままリンク先を参照するように促しています。このように「続きが知りたい」「答えが知りたい」という心理を巧みに利用すると、営業やプレゼン、教育、マーケティングの効果が大幅にアップします。

「意識」を使って気づき力アップ

カラーバス効果
当然のことではありますが、物事をなんとなく眺めるよりも、意識をしながら物事を見た方がたくさんの情報や気づきを得ることができます。これをカラーバス効果と言います。今回は、その場でカラーバス効果を体感してもらえるスピーチにしました。他人への気配りや、業務上の問題への気づき力を付けるためのお話ができるようになっています。

秘密の話で惹きつける

秘密の共有
人は、「知ること」に対して強い欲求を持ち、「知らないこと」に対していら立ちを覚えることがあります。そのため、「自分だけが知っている」「自分たちだけが知っている」という秘密には非常に敏感であり、優越感を持つようになります。これを利用して「秘密の話」「ここだけの話」「誰にも広めてもらいたくない話」をすることで、相手の意識を自分へ向け、話をしっかりと聞いてもらい、コミュニケーション効果(営業、販売、教育、プレゼンなど)を高めることができます。

自分のモチベーションを上げる方法

作業興奮
みなさんは、「やりたい!」と思っているけど、ついつい後回しにしていること…ありませんか?「後回しにする=やる気がない」ですから、いくら後回しにしても意味がありません。まずは、とにかくやり始めることが大切です。たとえば掃除などでも、一旦いったんやり始めると、気づいたら止まらなくなった…というご経験がある方もいると思います。

相手のモチベーションを下げてしまう言動に注意

アンダーマイニング効果
人の「やる気」は必ずしも同じ方法で挙げられるとは限りません。たとえば、報酬を与えることがプラスに働くこともあれば、マイナスに働いてしまうこともあります。つまり、やる気を削いでしまうアメもあるということです。このように報酬を与えることで対象への関心をかえって低下させてしまうことを「アンダーマイニング効果」と言います。

ペナルティを設定することがマイナスになる

ペナルティの穴
「ルールを破った人に対するペナルティ」を設定する理由は、ペナルティを恐れてルールを破られないようにするためですよね。でも、残念なことに、ペナルティがあるからこそルールを破ってしまうケースがあります。それは、「ペナルティを受ければルールを破ってもいいのね」と解釈されてしまった場合です。原稿では実例をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

「他人から見られる自分」を意識させる

公的自己意識
人は、「他人から自分がどのように見られているか」を強く意識します。これを公的自己意識と言います。世の中には、相手の公的自己意識をうまく刺激し、社会的な自分を保とうとする心理を上手に活用している事例があります。たとえば、デパートなどのお店で相手を待たせてもイライラさせない仕掛けを施してある場所があります。さて、それはどんな場所であり、どんな仕掛けなのでしょうか。

ソーシャル・ファシリテーション
周囲に人がいることで、成果に影響を与えることをソーシャル・ファシリテーションと言います。先日、とある番組で「スキップができない人」を簡単に「スキップができる人」にする方法が紹介されていました。これにも、ソーシャル・ファシリテーションが使用されているのですが、スキップのコツなどは一切伝えずとも、自然とできるようになってしまうので大変驚きました。ソーシャル・ファシリテーションという考え方は、チームの成果を高めるのにも非常に役立つと思います。

笑顔には、たくさんのメリットがある

笑顔の優位性
笑顔には、「笑顔でいると楽しい気分になってくること」「相手に安心感を与える」「真顔よりも印象が強く、記憶に残りやすい」など、さまざまなメリットがあります。このように、笑顔は自分にも、社内にも、お客様にも良い影響をもたらします。誰にでも無料で使える武器なので、使わないのはもったいないです。

「期待」による教育効果の向上

ピグマリオン効果
人は期待されることで、意識的か無意識的かに期待に応えようとする心理特性を持っています。これを心理学用語でピグマリオン効果と言います。つまり、教育を行う際に「本気で」期待し、それを行動で示すことで教育効果を高めることができるのです。なお、口だけの「君には期待しているぞ」には効果がありません。

流行に乗りたい!行列大好き!

バンドワゴン効果(同調行動)
世の中の消費者は「みんなが買っている商品を好んで購入する」という傾向にあります。わかりやすい例を挙げると「行列」です。「長い行列を見ると、その先に何があるのかも知らずに並んでしまう」という話を聞いたことがありませんか?基本的に、多くの消費者が商品を購入するときは、ほかの誰かが使っているのを見て、安心や確信を得てからになります。そのため、営業をするときに「みんな使っていますよ」「みんな持っていますよ」と説明することが、思った以上に有効に働くことがあるのです。

同調行動と行列マーケティング
行列を見ると、なんとなく並んでしまう人がいます。これは行列を見たときに、その先にあるものが「魅力的」だと認識するからです。つまり、「みんなが評価しているのだから魅力的に違いない」という意識が働くわけです。世の中には、この心理を利用して、わざと行列を作り出す「行列マーケティング」という手法があります。たとえば、サクラを雇って並ばせたり、わざとお店を狭くして行列ができるように仕向けたりなどの手法です。

第一印象が重要な理由

初頭効果
初頭効果は、最初に示された情報が頭に強く残るというという心理現象になります。実際に一度、与えた第一印象は払拭しにくく、いつまでも、その印象に引っ張られることになります。そのため、初対面コミュニケーションにおいては、失礼が無いように誠実に対応するか、「自分はこのように見られたい」と意識しながら接することが重要になっています。

ハロー効果
ハロー効果は、人から受ける1つの印象によって、その人のあらゆる面での印象や評価に影響を及ぼすことを言います。たとえば、相手が社会人として好感の持てる「明るく社交的な人」だったとします。すると、その側面しか知らないにもかかわらず、「仕事もできそう」「頭も良さそう」など、それ以外の要素も優秀であると脳が勝手に判断してしまうのです。つまり、第一印象が与える影響は非常に大きいということです。

回数をこなすことも大切

単純接触効果(ザイアンスの法則)
30分の雑談を1回行うのと、10分の雑談を3回行うのでは、どちらか効果的でしょうか。実は、後者です。より多くの回数だけ出会うことで、相手との距離を縮めていくことができます。これを単純接触効果と言います。

禁止されると逆にやりたくなる心理

カリギュラ効果
人は誰しも「自分で選択をしたい」という欲求を持っています。そのため、他者が選択したものを強要されると強い反発心を持ちます。これを心理的リアクタンスと言います。カリギュラ効果は、この心理的リアクタンスの一種で、「禁止されることで、余計にやりたくなる心理現象」を言います。「お金持ちになりたい人しか読まないでください」「心臓の弱い人は注意してください」などのキャッチコピーは、まさにカリギュラ効果を期待したものと言えるでしょう。ダチョウ倶楽部の「押すなよ!押すなよ!」もそれ?

相手への理解を示すためのテクニック

バーナム効果・フォアラー効果
占いが当たったように感じさせるテクニックの1つです。これを利用すると相手のことを言い当てられるので、相手への理解を示すことができ、結果として信頼を獲得することができます。人は、自分を承認してくれる人のことを信頼する傾向があるので、非常に有効な効果と言えます。

共通点を探す(会話術)
よく「時間をかけて信頼を築く」などと言いますが、時間と信頼には直接的な関係はありません。仮に時間が信頼を生むのであれば、ご年配の周りには信頼できる人がたくさんいるはずです。たとえ、いくら時間をかけて話をするといっても、あたりさわりのない話をしていては相手との距離は縮まりません。ここで大切になってくるのが相手との共通点を見つけることです。

沈黙で惹きつける

サイレント・フォーカス
沈黙することで、相手の意識を惹きつけるテクニックです。スピーチやプレゼン、トーク中に話し手がいきなり沈黙すると、聞き手はより一層相手への意識を集中させます。いわゆる「抑揚」や「間」のコントロールになります。スピーチ中に実践できるので、聞き手にサイレント・フォーカスの効果を体感してもらえる構成にしました。

時間への意識を高める

タイム・サブミッシブ
あえて中途半端な時間を設定することで、時間への意識を高める手法です。基本的に時間にルーズな人は、時間への意識が低かったり、時間管理がヘタだったりします。そこで、待ち合わせの時間を14時58分などに設定しておくと、時間への意識が高まり、遅刻しにくくなるなどの効果が発生します。また、ミーティングの時間を「17分で終わらせる」などと設定するのも有効です。

「比較」や「差」を利用した心理テクニック

知覚のコントラスト
最初に感じた印象と、2回目に感じた印象が大きく異なれば異なるほど、その差を実際以上に大きなものに感じてしまうことを言います。たとえば、最初に高額の基本料金を提示したあとに小額のオプションを提案していくと、そのオプションを非常に安いと感じるようになります。マーケティングや営業、提案などに役立つ知識です。

大人になると1日が長く感じる理由

ジャネーの法則
よく「大人になると1日が短く感じる」と言いますね。これを心理学用語でジャネーの法則と言います。これは、年齢とともに経験を重ねることで新しい刺激が減ってくることから来ているそうです。すでに経験していることや情報は無意識的に処理ができてしまうので、時があっという間に過ぎてしまうのです。ところで、「新たな刺激」という点に着目すると、お客様をファンにする方法が見えてきませんか?

ディスプレイで人の動きは変化する

集客や売上に影響する「商品の数」
私たち社会人に欠かせないスキル…それは「影響力」です。直接的なコミュニケーションで影響を与えるだけでなく、スーパーなどの店舗に配置する商品の品ぞろえなども、影響力の1つです。実際に、コロンビア大学がスーパーマーケットで行った実験があります。それは、スーパーの試食コーナーの商品数を変えることで、お客様の行動にどのような変化が起きるか…というものです。

「スキルがある=満足させられる」ではない

スキルと満足
人は、価値がわからないサービスを購入する際に、サービス提供者の「スキル」よりも「努力」に対して価値を感じる傾向があります。たとえば、お客様が機械を修理を依頼してきたとしましょう。このとき、あっという間に直した場合と、あたふたしながら時間をかけて直した場合では、後者に対して価値を感じることがあるそうです。

感情が動いたことほど記憶しやすい

クイズ「3日前の夕飯は?」
さて、突然ですが質問です。みなさんは、3日前の夕飯に何を食べたか覚えていらっしゃいますか? 少し考えれば思い出せると思いますが、なかなかパッと答えが出てこない人が多いと思います。でも、中にはすぐに答えを思い出せる人もいらっしゃいます。特に、3日前の夕飯に特別な思い出がある方はすぐに思い出せるはずです。

交渉と心理学

交渉に強い人は、交渉に勝つ必要が無い人である
交渉に強い人」ってどんな人だと思いますか?ひとつの正解に「交渉に勝つ必要がない人」が挙げられます。なぜなら無理に契約を結んだり、良い条件を獲得する必要がないため、負けがないからです。実際にこのことから余裕や自信が生まれてくる場合もあります。

おとり選択肢
人間は違うものを比べるというのがすごく下手な生き物です。もし、目の前に比較が簡単で、明らかに良いものがあると人はそこに飛びつきます。さらにもう1つの選択肢として比較しにくいものがあると、その選択肢は選択されにくくなります。具体的な例は原稿をご覧ください。とても興味深いですよ。

判断力を低下させる
コミュニケーションの目的の1つに「相手に要求を伝える」というものがあります。当然、ときには交渉をして、こちらの思惑通りに動いてもらうことも必要です。さて、みなさんは交渉のコツをご存知でしょうか。これには大きく2つのポイントがあります。1つは相手の反応を見ること。そしてもう1つは相手の判断力を低下させることです。

ですが、あなたの自由です(BYAF)
交渉の最後に「最終的には自由に決めていいですよ」と付けてあげるのは非常に有効であると言われています。なぜなら、人は誰しも自分の意思で物事を決めたいし、自分の人生を自分で決めたいと思っているからです。そのため、自分で人生を選択・コントロールできていると思っている人のほうが人生への満足度が高いと言われています。

ドア・イン・ザ・フェイス
これは高い金額をふっかけるなど、相手が絶対に承諾しないほど悪い条件を出し、一度、断らせておいてから説得に入るというテクニックです。なぜこんなことをするのかというと、それは人は物事を断り、相手が譲歩してくれたときにこそ説得に応じてくれやすくなるからです。後述する「影響力の武器」でも「罪悪感」の解説をしています。

フット・イン・ザ・ドア
これは、扉を締められないように足をドアに挟み、下から順番に…、つまり受け入れやすい要求から順番に伝えていく…というものです。こちらは影響力の武器(後述)で取り上げる「一貫性」が大きく影響していると言われます。

ストレスとの付き合い方

ジャーナリング
普段から感情的な人と、感情を表に出さない人…、どちらがストレスをためやすいでしょうか?なんとなく想像がつくと思いますが、正解は感情を表に出さない人です。なぜなら感情を表に出す行為には、ストレスを発散させる効果があるからです。そのため、イヤなことがあったときは、その日のうちに発散させてしまうことをおすすめします。このスピーチでは5分でできる方法をご紹介しています。

関連の朝礼ネタまとめ

影響力の武器
同じく、心理学ジャンルのまとめです。こちらは社会人必読の「影響力の武器」という書籍で取り扱われている内容を紹介しています。「影響力」の名のとおり、人を動かすための心理知識が中心となっています。