朝礼ネタ オアシスの老人と色眼鏡

2つの大きな町にはさまれたオアシスに1人の老人がいました。ある旅人が老人に対し、「隣の町はどんな町ですか?」と尋ねたところ、その老人は「今までいた町はどんな町だった?」と尋ね返しました。すると旅人は「たちが悪くて最悪の町です。だから隣町に行くのです」と言いました。すると老人は、「お前がそう思っているのなら、隣の町もたちが悪くて汚い町だよ」と言ったのです。

その後、別の旅人がやってきて、また老人に「隣の町はどんな町ですか?」と尋ねました。老人が同じように「今までいた町はどんな町だった?」と聞き返すと、「親切な人が多くて、きれいな町でした」と言いました。そんな彼に老人は、「お前がそう思っているのなら、隣の町も親切できれいな町だよ」と答えました。

さて、このお話は「人の意識次第で物事の見方や感じ方が異なる」というお話です。人は誰しも性格や先入観と言った色眼鏡をかけています。そのため、目の前に同じ事実やデータがあったとしても、人にとって捉え方が違うのです。

たとえば、目標の数値に対して「どうすれば達成できるか」という眼鏡をとおして見るのと、最初からできない理由を探す眼鏡をとおして見るのでは意識や行動が大きく異なります。また、部下や後輩の言動に対して、長所を見ようとするのか、短所を見ようとするのかでも違いますね。

できるだけ先入観にとらわれずニュートラルな目線で考えたいところですが、自分にとってプラスになる眼鏡なら、どんどんかけていって良いと思います。あとは、自分がどのような眼鏡をかけているかの自己分析をしっかりと行い、各場面における眼鏡をより良いものに掛け替えておくことが大切です。

参考:ものの見方が変わる 座右の寓話