朝礼ネタ 限定合理性~人は目の前の誘惑に弱い~

みなさんは「限定合理性」という言葉をご存知でしょうか。私たち人間は、合理的に考える力を持っています。ただし、それはあくまでも私たちが冷静である場合に限定されます。私たちは、目の前に魅力的な誘惑が現れると、脳が報酬を求めるモードに切り替わってしまい、合理的な判断ができなくなってしまう傾向にあります。これが限定合理性です。

基本的に、人は誘惑に勝ち、長期的な幸福を得たいと思っています。たとえば、目の前のお酒よりを呑むより、今後の健康の方が大切です。目の前のお菓子より引き締まったウエストの方が大切…といった具体です。ただ、それにも関わらず目の前に誘惑があらわれると、短期的な欲求に目がくらんでしまいます。だから物事を継続させるのは難しいのです。

では、誘惑を防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか。主な方法として2つ挙げられます。1つは、誘惑そのものを無くしたり、遠ざけたりすることです。たとえば、身の回りの整理整頓などが挙げられます。

2つ目は、誘惑があっても冷静に考えることです。たとえば、過去に誘惑に乗ってしまったときのことを考えたり、わざと誘惑に乗ってそのときの心理の動きなどを意識する方法があります。また、誘惑を目の前に10分間だけ誘惑について考えてみるのも良いでしょう。10分も考えれば、だんたんと冷静になって目先の誘惑や報酬よりも、長期的な目標の方が大切に思えてくるはずです。もし、それでも本気で目の前の報酬が欲しいなら、それだけ本気ということですから、それも問題ないと思います。

こうして、自分の心理状態を把握したり、自分の目標をじっくり考えたりすることで、自分の合理的な判断力を保てるようになります。もし、みなさんの中に物事を継続させるのが苦手という方がいたら参考にしていただければと思います。