朝礼ネタ 赤ちゃんと気配り

私は大学生のときに電車で通学をしていました。ある日、大学から自宅の最寄へ黄へと向かっている途中、赤ちゃんを抱いている女性を見かけたので、席を譲ろうとしたのですが、その女性はものすごく遠慮して、頑なに席に座ろうとしませんでした。

当時は、その理由が分からず、安易に「赤ちゃんが重くて大変そうだから座ればいいのに」などと考えていたのですが、今ならその理由が分かります。実際に子育てをしてみると分かるのですが、電車の中では立ちながら抱っこをすると落ち着いたり、寝てくれたりするのですが、座った途端に泣き出すのです。もちろん、すべての赤ちゃんがそうというわけではないのですが、そういう赤ちゃんも少なくありません。

私の行為は親切のつもりでしたが、相手にとっては単なるお節介だったのです。今でも、最初の一声をかけるところまでは間違えではないと思っていますが、事情を知らずして相手に遠慮させ続けるという結果になってしまいました。

このように、世の中には自分の知らない事情があふれかえっています。そのような状況で、先入観や思い込みだけで物事を押し付けるのはかえってマイナスになってしまいます。相手の考えや事情を察することができる思いやりのある人間になるべく、冷静に相手を観察するとともに、さまざまなことを経験して対応の幅を広げて生きたいと思います。