12月5日の朝礼ネタ モーツァルト忌(モーツァルト効果)

今回の朝礼ネタは「モーツァルト効果」についてです。12月5日だけの朝礼ネタではなく、いつでも使える内容になっています。主なテーマは「もっともらしい話」「プラシーボ効果(プラセボ効果)」「ピグマリオン効果」です。

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12月5日はモーツァルト忌です。今日は、このモーツァルトに関連して「モーツァルト効果」についてお話したいと思います。

モーツァルト効果というのは、「モーツァルトに代表されるクラシック音楽を聴くと頭が良くなる」という効果です。最初にモーツァルト効果が発表された際には、音楽を聴いてから10分から15分程度だけ見られるものでした。

モーツァルト効果は発表以降、大々的に報道されてモーツァルトの特集が販売されるなど大きな影響がありました。それと同時に、さまざまな追加実験が行われることになり、モーツァルト以外でも効果があったり、再現性がなかったりなどの発表もされました。

そして……最終的には、「モーツァルト効果は存在しない」「音楽を聞くだけでは知能が発達しない」と結論付けられました。(「音楽を習う」ことで知能が発達する可能性については否定されていません)

人は、こうして「もっともらしい話」をついつい信じてしまう傾向にあります。だからこそデマが生まれるのでしょう。でも、モーツァルト効果について言えば決して悪いことではありません。「良いもの」と本気で信じればプラシーボ効果が期待できます。また、相手の教育に期待を込めればピグマリオン効果による教育効果も狙えます。

どのような情報も使い方1つで、その価値が大きく変わります。どのような情報でも効果的に活用できるよう工夫をしていきたいですね。

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