朝礼ネタ 10回クイズと三現主義

みなさんは、子どもの頃に10回クイズをやってことがありますか?たとえば、「シャンデリアって10回言ってください」など、特定の言葉を10回言ったあとに、「それじゃあ、毒リンゴを食べて倒れたお姫様は?」などとクイズを出して、ミスリードを誘うクイズです。ちなみに、答えはシンデレラではなく「白雪姫」です。

実は、この10回クイズには、引っかかりやすい人と、そうでない人がいます。さて、水曜のダウンタウンという番組で、外国人・ご年配・幼稚園児に対し、それぞれ10回クイズを試しました。一体、どのグループが間違いなく答えられたでしょうか。

実験の結果、外国人とご年配の方は多くの方がミスリードされてしまい、15人の幼稚園児は1人も間違えなかったという結果になりました。これは、「小さな子どもには先入観がないこと」から、しっかりとその場で判断することができていることが理由です。

一方、私たち大人は、知識や経験を始めとした過去の出来事を以って、物事を判断しようとします。これは、決して悪い事ではありません。むしろ、意思決定に欠かせない「大人ならではの武器」と言えるでしょう。ただ、それが先入観や思い込み、悪しきこだわりなどになってしまうことも否定できません。

ビジネスの基本の1つに、「現場・現物・現実」という三現主義があります。過去の知識や経験、教訓などを活用するのも大切ですが、それはあくまでも今、目の前に起きている問題や課題をしっかりと認識できてこそフルに活用できるようになります。そうでないと、10回クイズで間違えてしまうように、誤った判断をしかねません。まずは冷静に目の前で起きている物事をしっかりと見つめるように心がけていきましょう。

(意思決定において、直前に得た刺激が影響することをプライミング効果と言います。このプライミング効果というキーワードを使って朝礼ネタを組み立てるのも有効です)